2025年2月1日に発足した研究室です。iPS細胞、オルガノイド、臓器チップなどの最先端技術を活用し、創薬研究などに応用可能な高精度な人体模倣システムの構築を目指しております。ヒトの生理機能を忠実に再現することで、疾患の発症機序の解明や治療薬候補の探索を、生体外で効率的かつ高精度に実施できることが期待されております。こうした人体模倣モデルは、さまざまな疾患研究に応用可能な革新的ツールとして注目されております。現在、当研究室では特に呼吸器モデルを用いた新型コロナウイルス感染症やRSウイルス感染症などの呼吸器感染症に関する研究に重点的に取り組んでおります。また、肝臓および腸管モデルの開発と、それらを用いた創薬への応用にも積極的に取り組んでおります。幹細胞生物学とマイクロ工学を基盤とする技術を融合させることで、感染症をはじめとする多様な疾患の研究を加速させ、新たな治療薬の開発に貢献することを目指しております。学部生、大学院生、テクニカルスタッフ、ポスドクの皆さまのご参画を心よりお待ちしております。アカデミアや企業を問わず、共同研究も随時募集しておりますので、どうぞお気軽にご連絡いただけますと幸いです。